「都市部の自然エネルギー」

私たちのサイトをご覧頂いた方から、とても素晴らしい質問を頂いたので、それに対して、私たちがお答えした内容をお伝えします。

◆質問内容◆
電力需要が大きな都市・都心部において、自然(再生可能)エネルギー、またそうした市民発電所で、十分な供給が出来るか?どういった対応を考えているか?という質問です。これは、私たちがずっと考えて来たテーマであり、今でも模索しているとても大事な課題です。なぜならば、「電力の大消費地」である都市部のエネルギー供給こそが、その本質的な問題だからです。

以下に、現在の私たちの考え方として、お答えした内容をご紹介します。

◆回答内容◆
的確なコメントをありがとうございます。十分ではないかもしれませんが、ご指摘頂いたポイントについて、私の考えをお伝えさせて頂きます。
お話し頂いた通り、一番の課題は、電力を大量消費する都市部の電気を、果たして自然(再生可能)エネルギーで現実的に賄えるかどうかです。それが出来れば、都市部以外でのそれは、難しくありません。そのためには、2つのアプローチを同時に進める必要があると考えます。
一つ目は、ネガワット=大幅な節電です。これは、経済活動や日々の(快適な)暮らしに支障をきたすような節電ではなく、企業ではBEMS(電力需要をコンピューターで把握、コントロールし、商業施設等の電力使用量を大幅に抑える)の利用、個人でも同様にHEMSの利用や、ピーク時節電による料金的なインセンティブ体系を作るなどで、私が知る限りでは、都市部でも年間10~20%以上(ピーク時はそれ以上)の節電が出来ると、把握しています。もちろん、これは都市全体レベルで取り組んだ事例がない為、試算想定との専門事業者の試算です。
二つ目は、発電効率と蓄電技術の向上です。発電効率は、太陽光で言えば、5年以内に、現状の1.5倍近い効率アップが実現されると思います。同時に、新商品はすぐにはいきませんが、全体としての価格は一層下がってくると考えられます。蓄電技術については、非常に重要です。現在、蓄電システムが非常に高く容量が小さいため、例えば太陽光など、天候に左右される発電の電気を蓄える事が困難です。これは技術開発に詳しいプラントエンジニアのお話しですが、やはり同様に飛躍的に技術開発が進み、コストが下がると伺っています。
上記は、いずれも将来に渡る希望的な観測で、明確なものではなく、私も事業者や専門の方(も予想としてお話していますが)から聞いた情報を前提にしていますが、これら技術開発の現場に近い方のお話しなので、決して非現実的な内容ではないと思います。
そして、都市部のより電気を使用する工場や工業地帯については、それぞれの屋根や一定の工業団地の近隣に大規模ソーラーを設ける(基本は地域分散、地産、メガ等は極力避ける)などは、需給一致と送電ロスを防ぐためにも、良いと思います。その時、やはり蓄電池技術の向上も非常に重要になりますが、夜間中心というケースを除き、日中の電力需要が高い工場が多いとすれば、それらについては、蓄電も完璧でなくても大丈夫かもしれません。
いずれにせよ、再生可能エネルギーは、市民発電所だけでなく、企業(の自家発電)や電力会社も自ら積極的に取り組む手段となるべきで、市民発電所は、その普及のチャネルの一つと考えています。しかし、重要なチャネルだと思っています。市民や国民の意識という意味でも、ですね。
この他にも、HP等に記載していない(詳細が過ぎると分かりにくいため)、今後の展開を準備しています。
まだまだこれからの団体ですが、一つ一つ実現できるよう、頑張ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
追記:補足ですが、すべての地域が、再生可能エネルギー100%である必要はないと思っています。少なくともそれを早い段階で、全ての地域で目指すことは、現実的でないと思っています。そこには、化石燃料等とのミックスが必要です。そして徐々に割合を増やし、シフトしていく。
しかし、早い段階でも、それが実現出来る地域は、(それは初めは主に都市部でない、地方都市や地域になると思いますが)沢山あると思います。それら先進的なモデル地区での取組みやそれに伴う技術やインフラ整備が、都市部においても活用されると思いますし、またその時には、発電技術、インフラ整備、ネットワーク(スマートグリッド的)管理網システムなど、全てが、世界に対して発信、輸出や良い意味でリードできるものになっていると思います。

こうした、とても良い質問をして頂くおかげで、私たちはより一層、今後進むべき道筋を再考し、確認することが出来ます。

また、その内容も理論的にも、間違いがあるかもしれませんが、間違えつつも学びながら、着実に前進して行きたいと思います。
自然・再生可能エネルギー社会が、日本・アジア・世界中にやって来るその日まで!

これからも、「いとしま電力総合研究所」をどうぞよろしくお願いします!

We got a good questions about using renewable energy in big city. Doing that well is necessary to realize Renewable Energy Society.
We have two approaches. The fist one is to conserve energy by the technology as like Bems and Hems. The second one is technological innovation of high efficiency power generation system and storage battery. We will continue to improve our approach to make it happen in reality.

 

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